はるか天空のトイレ
昔、列車のトイレは外に直接モノを落とすタイプになっていて「停車中に使用しないでください」という注意書きがあったほど。さすがに汚いので今はほとんどの列車で車内貯蔵型。実は飛行機も昔は垂れ流しだったが、列車以上に迷惑なので今はもちろん飛行機の中で処理されている。
各トイレには循環式のタンクが装備されており、汚水を濾過し、滅菌・脱臭の上に着色されて再利用される。手洗い用の水は別だから流す程度なら問題はないというわけ。ところがこの方法、乗客のかなり頻繁な利用を想定するとタンクが大きくなってしまう、などの問題もある。
そこで最近採用されているのがバキューム式。機内と機外の気圧差を利用して、貯蔵用タンクに吸い込むという方法。地上にいる時や低高度を飛行している時は「バキュームブロア」というタンクの圧力を下げる機械で補助するこの方法は、流すレバーを引くと「少量の水」で一気に吸い込んでいく。ついでにトイレ内の悪臭も吸い込むから、他人が利用した後でも大丈夫、というわけ。


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