手塩にかける
手塩にかけて育てた娘、などという表現がある。自分で気を配って大切に世話をすることを「手塩にかける」と言う。手塩とは昔の食膳に添えられていた少量の塩のことである。
手塩皿、御手塩(おてしお・おてしょう)と呼ばれる小皿がある。今は漬物用や醤油用としてよく使われる皿だが元々は名前の通り塩が盛られていた。不浄なものを祓うという意味もあるが、自分の好みに合わせて料理の塩加減を調節するという使い方もあった。
そこから他人任せにしない、自ら世話をすることを手塩にかけると言うようになったのである。他にも自らの手で塩加減を調節して作る漬物、手に塩をつけ味を加減、愛情を込めて作るおむすびに由来するとも言われている。


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