時計の4
時計の文字盤の数字は今は1,2,3…のアラビア数字も多いが古くから使われているのがローマ数字。ローマ数字は1〜12までを順に並べると、I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XI、XIIとなる。4や9の表記では次の5や10から1引くという意味で左側にIを書く。ところがローマ数字の文字盤を持つ時計の多くが4に「IIII」を採用している。
確かに古くは4をIIII、9をVIIIIと表記していた時代もあるが、文字盤の多くは9をIXとする割に4はIIII、統一されていない。実は、昔フランスの国王シャルル5(V)世が宮殿の塔の時計を作らせた時、自らを意味するVから1引くことを不快に思い、IIIIにするように命じたのが由来とされる。
またローマ神話の主神ジュピター(IVPITER、Jupiter)のIVを使うことを避けたためや、本数の都合で鋳型を簡略化するため、単にIVとVIを見間違えないようにするため、とも言われているが、いずれにしても時計の文字盤に長く続く伝統として今も受け継がれているのである。

# ローマ数字はアルファベットのI、V、Xで代用しました。



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