吐血と喀血
一般的に「吐血=血を吐くこと」として使われることが多いため、本人や家族が医者に「吐血しました」と症状を説明すると、血の量はもちろん、血の色まで聞かれることが多い。これは「吐血」か「喀血」かを判断するため。似ているようだが治療が全然違ってくるのである。
まず普段あまり聞き慣れない「喀血」は気管、気管支、肺といった呼吸器官からの出血。セキと一緒に出てくることが多く、泡を含んでいるという特徴がある。そしてキレイな(?)「鮮紅色」をしている。場所が場所だけに少量でも呼吸困難に陥る危険性がある。
一方、「吐血」は食道や胃、十二指腸といった消化器官からの出血。通常の嘔吐のような動作で起こる出血で喀血とは違い黒っぽい色、一般にはコーヒー残渣様(コーヒーのカスの色)と言われる特徴的な色。これは胃液による作用。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、食道静脈瘤などの症状として現れる。いずれにしても、出血に驚かずに落ち着いて、医者に情報を伝えることが重要である。
(もちろん他にもあるので素人判断はダメですが。)


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