| 【癒着】 |
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『三権分立』とは「立法」「司法」「行政」の3つの権力がそれぞれが独立して お互いを牽制し合う関係を言う、ということは中学生でも知っている。 しかし現実は、「立法府」である国会議員の過半数を制している(複数)政党が、 内閣という「行政府」を作り運営し、「司法」の裁判所の判断は「時の政府」の 意向に左右されている、ということは高校生でも知っている、かも知れない。 * 『三位一体』とはキリスト教で言うところの「父」と「子」と「聖書」が一体であるということだが、 小泉首相が構造改革を推進するに当たって唱えたそれは、 「税源の国から地方への移譲」、「国庫補助負担金の廃止・縮減」、「地方交付税制度の見直し」を 内容とする改革のことをさしている。単なるゴロウあわせで実態は曖昧模糊としている。 * それでは「悪のトライアングル」というのがあるのをご存知だろうか? それは「悪徳企業」を頂点として、そしてそれを支えるように底辺に「政治家」と 「警察」が位置している様を言う、ということは余り知られていない。 一般的な表現では「癒着」という。 昔からたくさんの癒着があったが最近でもっとも注目を浴びているのが、融資残高や資産規模では 日本有数の金融業者になった「武富士」にまつわる様々な疑惑。 そもそも「サラ金」といわれる金融業者は、例えば武富士の場合、平均金利1.85%で銀行から 資金を調達している。特に国内の銀行は合計1674億円を融資している。 低い金利で借りた金を年25%から29.2%で貸し付けている。(出資法) 普通預金が年0.001%の利息の現在では、サラ金の金利は25000倍から29200倍となる。 しかもこれは利息制限法(上限20%)を越えた法律違反なのである。 このような歴然とした法律違反が何ゆえ大手を振ってまかり通っているのだろう。 * 社民党の辻元清美前衆院議員が詐欺容疑で逮捕されたのが7月18日。 同じ日に、警視庁は地方公務員法違反の疑いでT警視正を書類送検し、さらに加えて 捜査一課警視と巡査部長などを訓戒・戒告の懲戒処分にしたと発表したのを覚えているだろうか。 翌日の各新聞は辻元逮捕が大見出しででており、警察不祥事は小さく扱われていた。 もちろんこの「警察不祥事」の元凶は「武富士」であるのだが、国会で野党議員から追求され、 警視庁は、さらに過去9年間で幹部を含む警察官14人が約1000枚のビール券を受け取っていたと 認めた次第である。もっともその筋の情報によるとこれはほんの「氷山の一角」に過ぎないらしい。 * 消費者金融の政治団体に「全国貸金業政治連盟」(全政連)というのがある。 この団体は、昨年、衆院財務金融委員会や自民党財務金融部会の議員らを中心に、 寄付やパーティー券購入などで、総額1800万円を提供していた。 この「全政連」にパーティー券を購入してもらった自民党議員の中には、先ほどの総裁選挙に 立候補した「高村正彦」とか副総裁に棚上げされた「山崎拓」、さらに国土相になった「石原伸晃」 などがいる。 高すぎる金利を下げるため上限金利を定める「改正出資法」が審議されていたのだが、なぜか 3年後に先送りにされてしまった理由がよくわかるというもんである。 * TVで華やかに流されている「サラ金」のCM。 これを支えているのが、この「悪のトライアングル」であるということをもう一度よく考えてみよう。 そしてそれを絶つにはまづどこから手をつければいいのか、その機会はもう直ぐ「総選挙」という形で <2003.10.5>
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