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1.私たちの組織はどんな組織なのか?

組織の正式名称は「電算労コンピュータ関連労働組合」という単一組織です。略称は「電算労組」と言いコンピュータ・ユニオンは「通称」です。正式名称の冠に「電算労」とう名前がついていて、実はこれも略称で以下の長い名前があります。電算労:電算機関連労働組合協議会 言い換えれば、電算機(コンピュータ)関係の企業内で作られた労働組合の集まり(協議会)です。


2.組合の名前が何故「東和支部」なのか?

「電算労コンピュータ関連労働組合」は単一の組織といいましたが、そのなかに複数のさまざまな組合が属しています。

電算労構成図1

上図で上から7つの支部が「企業支部」と呼ばれ、ある企業内の仲間が集まり、コンピュータユニオンン の下で組合を結成しています。
下の3つが「職能支部」と呼ばれる、特定企業に属していない人たちの集まりです。
それぞれの組合は、自由意志により加入した組合員によって構成されています。
各支部から選出された役員によって「本部」組織が構成されています。

                                   電算労構成図2

3.組合の加入方式には2通りある

1.ユニオンショップ制(強制加盟)

東和労組が採用したがっているいる形態であり、「従業員イコール組合員」であるが、東和 支部が存在するため、会社と協定を結べていない。(しかし実態はそれに近い)
利点は、会社の力が組合の背景となっており、事務的な組合運営上は大変楽である。(組合費天引き)
組合員の立場からすれば、組合を脱退すれば同時に会社から解雇される。
会社が倒産すれば、組合もその時点で解散。

2.オープンショップ制(自由加盟) <<<電算労PATiOより転載>>>

(1)コンピュータ・ユニオンに個人で加入する意義・メリットとは。
(2)コンピュータ・ユニオンに企業内の社員のグループで加入する意義・メリットとは。

上記(1)、(2)については加入する目的が何かでメリットが違います

[目的]その1 組合を結成するために加入(個人またはグループで加入)

メリット最大のメリットは賃金・労働条件が改善されます
たとえば、残業代が正しく支払われる
あるいは、ボーナスがそれなりに支給されるetc

☆具体例(組合がある会社の経営者の愚痴)
・ある組合の経営者はこう言っていました。
「組合が無ければボーナスは半分しか出さないで済んだ」
・また、ある組合の経営者は
「組合が無ければ残業代をまともに支給しなくて済むのに」
・またまた、ある組合の経営者は
「うちの会社は有給休暇の取得率が高すぎる」

☆具体例(組合のない会社)−−−労働相談より
・まず、賃金・労働条件が劣悪(組合の無い会社は無権利状態)
特に身分が不安定−−−別会社に転籍・出向でSEからパンチャーに職種変更
・ある日、突然、明日から来なくていいと言われた
・いやがらせのために仕事の無い地方に転勤
(あたり前のことが守られていない。労働法を無視。)
・残業代をまともに支給している会社は少ない(残業代計算式もいいかげん)
・有給休暇は取れない。だれも取らない。
・過労死しても「本人が勝手に長時間残業した結果だから会社は関係無い」と責任回避

☆結論−−−−−組合あり=組合員が豊になるために働く
組合なし(企業内組合)=経営者が豊になるために働く

[目的]その2 労供事業に参加するために加入
メリットエグゼクティブ(97年7月号)を読みましょう

[目的]その3 業界の情報や技術力を高めるために加入
メリット活用の仕方で無限


長時間労働に関する問題で、コンピュータ・ユニオンが行っている活動

通産省・JISA(情報サービス産業協会)・各経営者に対し、長時間残業の要因(過剰な仕様変更など)について防止し、仕様変更に対しては「妥当な納期と対価」の商慣行を確立するよう要請を行なっています。(毎年、春闘時期に電算労要請団が結成される)

→電算労の組織人数が多ければ、通産省・JISAに対し発言力も強く大きな力となります。

各組合の具体的な活動

  • 毎月の労使協議会で50時間以上の残業発生に対し、その原因と今後の対策について検討が行われています。

  • 連続3ヶ月間50時間以上の残業者に対し、特別健康診断を行なっています。

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